先週までと違い人が少なく静かな10月最後の青巌峡。
朝一番にボルト打ち。
久々のドリルの振動があまりにも心地よく、嬉しくなって終了点にも関わらず三本も打ってしまった。
このボルト打ちに関しては、ぼろくそ書いてしまうかもしれないので書くのを随分と迷いましたが、書く資格があるのは僕だけですし、僕の個人的なブログなので書く事にしました。
何人かの方に「どうしてこうなったの?」と聞かれた事はありますが、僕が10年間、クライミングを止めていた間に僕の作ったルートについてはワンダーガールのリボルトのお話だけで、どうしてこうなったのかを知りたいのは僕の方でした。
後の雁が先になるのは世の常ですし、それが進歩ではありますが、この方とは面識はありませんが、常識的に考えて無神経過ぎると思いますね。
一流、有名どころの方ですから増長しているのかなぁ?とまでは言いませんが、俺様=神で彼自身がクライミングのルールなのかもしれませんし、クライマーと呼ばれる種類に属する方ですから、その行為に何を今更驚いているの?言われそうですが。
もっとも、僕の様な極めて小乗的な人間には燕雀は何んぞ大鵬の志を知らんやなんでしょうけど。
余談ですが僕自身は自分の事をクライマーだとは昔も今も(未来も)思っていません。
そう呼ばれる事に嫌悪感を抱いていたし、この先も抱き続けると思います。
実はクライミングを再開した時に、この事実を知ってホールドとボルトをたたき落としてやろうかと思った時期もありましたが、一応、大人ですから心の中にしまって置きました。
昔の様な実力はないですから、ある程度の力が戻るまでは隠忍自重していたのもあります。
しかし、他人は関係の無い事ですが、あのルート名はいい加減なルート名しか付けない僕にしては珍しく、唯一、(深い)意味を持って付けたルート名であり思い入れがありました。
面識がなく、判断する材料もないので彼の事をとやかく言う事は本来的にはできませんが、動かしがたい事実があり、この一点だけで彼の人間性を判断するには十分過ぎると思っています。
こう言った事を平気でできる無神経な方の事で心を煩わせるよりも上まで抜けて新しいルートとした方がはるかに健全だと思っています。
目標ができた事はとても良い事程度に考える様にしています。
昔の様な力はないので何年かかるか解りませが少しでも早く完成できる様にトライしたいと思います。
本当は円転滑脱に進めば良いのでしょうがけど当時も今も青巌峡で活躍している方々ですら、こうなった経緯を知らないくらいですから、クライミングを止めていた10年間の間の出来事なので僕にはチンプンカンプンで怒りしか覚えません。
これが僕としてのソフトランディングかな。
一番はこの方に聞けば早いのでしょうが、相容れない人種に属する方なので話す気もおきません。
ま、「新しい酒は新しい皮袋に盛れ」って事ですね。
精一杯柔らかく書いた心算ですが、胸くそ悪いのでこの話はこれにて終了。
で、肝心の新しいラインですが、終了点は設置はしましたが暫定的で位置変更する可能性があります。
ルートをじっくり観察すると完成した時はカンテのホールドを使っていなかったのが解ったのでカンテの使用はなしで(酷い話です)、現在の終了点からお隣のルートの核心部を越えた上にあるフレーク状の穴ぼこに合流予定です。
2手程、激しいムーブがプラスされる感じでしょうか。
本格的なトライは来シーズンになります。