日曜日の雨の青巌峡で風邪を引いてしまって、寝込んでいます。
昨日は風邪初日だったので寝れたのですが、夜には床ずれ気味なのか体のあちらこちらが痛くって、寝てるどころではないのです。
おまけに普段から睡眠時間は5時間もとれば十分過ぎるので、寝過ぎもあって夜中に目が覚めてしまい、もう寝れません。
かと言って、悪寒は残っているし、立ち上がると平衡感覚がなく、あっちにドスン、こっちにドスン状態で、結局はおとなしく布団の中にいるのですが、する事がないのでLANケーブルを引っぱって来て布団でインターネットしています。
暇にまかせて「やぶやま」に置いてある日記を読み返してみました。
(ネット上にありますが、今はあることをしないと見る事ができません)
ここの消したblogほどじゃないですが、とても父や姉には読ませられない内容が多いのですが、面白いです。
適当に抜粋してみます
200X年9月某日
仕事をしない若者52万人.......厚生労働省が集計
岩登りしている、そこのあ・な・たもお仲間だ
考えてみたら俺もここ半月は仕事をしていない。わはは。
俺たち中年NEETだぜ
これは激務だったパソコンバッグ製作を止めて、しばらく経ってからの頃なのかなぁ?
200X年5月某日
いいぞ、吉田和正
君は人間的に丸くなり過ぎたと思う。やっぱり、尖ってこそ君だ。
もっと岩場の雰囲気は殺伐としていた方がいい。
仲良しクラブに蹴りをいれて王家の谷に埋めて欲しいものだ
これは何なんだろう。この文の後に青巌峡に僕が初登したけれど僕がルート名を付けた訳じゃないのに吉田和正が、新ルートとして僕が開拓した「きょうことやるぜ」、「りかとやるぜ」と岩と雪に発表した事が書いてある。
そのクロニクルのある岩と雪が出てから、しばらくは青巌峡で肩身の狭い思いをしたんだよね。
ちなみにルート名は登られる前から決まっていたみたいで、確かイゴ&イツボコンビが命名したんじゃないだろうか。
僕はルートを作っても紙面に発表するのは嫌いなので、岩と雪でクロニクルを読んで驚いた記憶があります。
だから青巌峡には僕以外は誰も知らないルートがまだいくつかあります。
200X年4月某日
吉田和正と話していたらエスケープをやっている新横綱は83キロあるらしい。
そりゃ太り過ぎでしょう。と半年前の自分の事を考えるとそんな事は言えない訳だが、青巌峡一重いクライマーを自称している俺としては負けた気がして悔しい。頑張って太ろう。
おぉ、まだ僕たちは三役から抜け出せないでいますが、こんなラードマン全開の時もあったのですね。
200X年12月某日
東区は大雪、食い物がないので買い物に行こうと思ったら雪が40センチ以上も積もってるので除雪がめんどくさい。
何もしなくても腹が減るので、野良にゃんこのために買っておいたキャットフードを試食する。
そのまま食べると臭いが鼻につくが、コショウを多めにかけると気にならない。
この他にスープに入れてクルトン風とかも試していることを詳しく書いてある。
そう言えば2003年頃の日記にも大雪で除雪が面倒で、家には米しか食べる物がなかったので、醤油+ラー油などの調味料だけの組み合わせで白米を食する事も細かく書いてあった。
この頃は韓国ドラマを毎日かかさず見ていたようで、事細かくドラマの内容を書いています。
「愛の群像」のイ先生とか「ローズマリー」のジョンヨン母さんがお気に入りだったみたいで、画像入りで度々、登場していました。
200X年11月某日
「多様な在り方を認め合う。ありと言えば有りですが、無しと言えば無しです。場合によりますね。」こんな事を書いている事自体、傲慢だと気がつかないのかなぁ(中略)
そりゃ遊びと言っても無制限な自由はないけれど少なくとも他の在り方を否定、批判するほどの内容ではないよな(中略)
クライミングなんて自分が満足できるかどうかが重要であって、他人の評価、目なんて関係ないでしょう(他人の評価や目が気になって、しょうがないクライマーもいるでしょうけど)
あ、これはデルタ宇宙域に飛ばしたい彼が青巌峡でやらかした時に書いたんじゃないかなぁ。
他にも別の時にリボルトの事でもいろいろと書いていました。
この日記は2005年12月30日までhtmlで毎日書いていましたが、その後はblogに移行しました。
書き始めは2001年頃からで自宅サーバーを立てたと同時に書き始め、書いている内容はかなりいい加減でおバカな事ばが大部分で、あとはサーバーと音楽とフィギュアの事くらいしか書いていません。
2003年9月に増毛移住計画について日記に書かれていたので、その頃から移住は考えていたんだと感慨深いものがありました。
読み返してみると呆れてしまう内容が多くって、よく恥ずかしくもなく公開していたものです。
これでも比較的まともな日記だけ抜粋してみたのです。
しかし、たまには真面目な事も書いていたりします(2年に一回ペース?)
マイナーピーク、マイナールートに登る事についてなのかな
自分自身が人と会う確立の少ない山ばかりを登るのは、物珍しいからではなく沈黙を求めてだからではないかと 思うことがある。
人里離れた山の中、人の痕跡もない場所での夜は大好きだからだ。
そこには雑音もなければ言葉を発するものもない。
沈黙が万物を覆っていた時代とは、こういった状況なのではないかと思うことがある。
僅かばかりの木々のざわめきと川の音以外の漆黒の世界から感じる恐怖心から沈黙がやってくるのだろう。
そんな時、ヴィルヘルム・フィッシャーが言うところの「神の声は自然の中の何らかの言葉でもなければ、自然のあらゆる声を 合わせたものでもなく、沈黙の声なのである」(以下略)
へぇー、こんな事を書けたんだと感心しました。
今ならどんなに努力したって、こんな文章は絶対に書けないね。
ふぅ、細かな字を見過ぎたせいか頭痛が酷くなってきたので、今日はこれまで。
と書いてはみましたが、明日まで残り22時間もあります
早く直らないかなぁ
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