その昔、青巌峡を開拓していた頃はプライベートで小さな人工壁はあったが、今の様な商業利用の人工壁は皆無であった。
その為にGWから11月の半年間のクライミングで得た筋肉も冬の間にリセットされるために、ウエイトトレーニングとは別に吉田和正や山村学、橋本かよちゃんらと冬の青巌峡を登る様になった。
当時は僕はカムイをメインに吉田和正や山ちゃんは今のムーカムをメインにやっていて、あの面は晴天の日は午前中は陽が当たるので慣れと言うのは恐ろしいもので−10度くらいでも、今日は暖かいね〜とTシャツで登っていたりしました。
前傾しているので壁に雪が着く事はなかったが、終了点は雪がどっさりなんてルートも多く、RP狙いの時は例えばエサオマンならリップ下のホールドで懸垂三回で完登など冬ルールを作って登っていた。
今は別な脂がたっぷり乗ってしまったが、脂がのっていた頃なので、こんなアフォな事をしていたんだけど、いつも陸別、朱鞠内と北海道の最低気温を争っている占冠の岩の冷たさはどうにもならず、チョークバッグに入れても発熱するカイロをいろいろと試して、このきんちゃく君に行き着いた。
途中から名前が変わってしまったが、機能は同じで当時は箱買いをしていた。
クライミングを10年ほど止めて復帰した時に寒い時期には箱買いで残っている期限が10年以上も前に切れた、きんちゃく君を問題なく使っていたが、それも無くなってしまい、今年は冬もボルダーに通おうと思っているので箱買いしようとドラッグストアーを回ってみたが、どこも在庫無し。
調べてみたら廃版。
あら、悲しい。
代わりになるもの(と言っても無いと思うけど)を探さないっと。
PR