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 climbed The Shield Headwall of El Capitan(June 1983)
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昨日、目が悪くなって本が読み辛くなりましたとpostしてから留萌の眼鏡屋さんでメガネを作ってきました。

僕の山のホームページに当時の記録を掲載していますが、札幌山岳会の現役会員として活動していた若かりし頃、「大平山のヒヤミズ沢川」に男三人、女性一人の四人パーティで行った事があります。
この沢の核心部である日陰の淵を越えて、次の滝で女性が眼鏡を落としてしまいました。
そこは激しく泡立つ大きな釜だったために見つけることはできず、彼女は下山するまで視力の全てを失い、まさに近視眼的行動を余儀なくされました。
僕の記憶では彼女はビンの底の様な厚いレンズが入っているメガネをしていたので、恐らく、視力はかなり悪かったのだと思います。

僕は子供の頃から幸いな事に視力だけは恵まれていて、冬山で山仲間のメガネをしている事の大変さを見たり、聞いたりしても「大変なんだなぁ」程度で実感は全くありませんでした。
当然、自分がメガネをする姿すら想像できませんでした。

仕事柄、細かな作業が多いのですが、数年前より針に糸を通す作業が上手くできない時が多くなりました。
その時にメガネは作ったのですが、慣れていないので付けたり付けなかったりの状態でした。
車の運転をしていても遠くの看板の字が膨らんで見える程度で何も困る事がありませし、メガネが無くても普段の生活に全く支障はありませんでした。

仕事もそうですが、パソコンの画面に向かっている時間も長いせいか、ここの所、急激に物が見辛くなって新聞、本を読むのですら苦労するようになってきました。
毎週一回の壁登りのための札幌往復は体は大丈夫なのですが、目だけがやたら疲れる状態で、昨日、メガネを新しく作った訳です。

メガネが必須になりつつある今、昔行ったヒヤミズ沢川の事を思い出すと、極端に難しい所はありませんが、簡単ではないこの沢を下山するまでパーティの手助けをほとんど借りずに歩き通した彼女は凄かったんだと思うのでした。

皆さんも目は大切に


僕の記憶が正しければ、この直後に左側を登っている彼女はメガネを落としました。
それにしてもヘルメットを被って肩がらみで確保している自分の姿が懐かしいやら恥ずかしいやら
こんな時代もあったのですね(*'-')

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